お知らせ

シーボニアヨットクラブレース

21.11.23

令和3年11月23日

会員各位

一般社団法人シーボニアヨットクラブ

レース委員会

委員長 黒岩 貴

 

シーボニアヨットクラブレース

 
 2021年11月20日、伝統あるシーボニアヨットクラブのクラブヨットレースが開催された。レースの艇レーサーだけでなく、クルージング艇でも楽しめるクラブ本来のクラブレースというものが企画された。名前もファミリーと付け、家族や観光客も搭乗しやすいように配慮した。
 ハワイのワイキキヨットクラブでは、フライデイ・イブニング・レースというものがあり週末行っているクラブレースである。観光客も乗船させて、クラブヨットレースを楽しんでもらおうというもの。夕方4時になると、三々五々にスタートラインに船が集まってくる。スタートラインはマリーナから目標物の線上としているので、スタート運営は基本的に必要ない。またスタート時間は午後4時調度とされ、合図も号令もない。浮標を回って帰ってくるだけの約1時間のレース。ゴールはスタートと同じライン。クラブ員同士の親睦を目的としたクラブヨットレースである。ニュージーランドのタウランガヨットクラブも同じ方式で楽しめるヨットレースを行っている。
 今回スタートは13時30分NTTの時報。スタートラインは目標物との見通し線。コースは真西方向のマークを回って帰ってくるというもの。マークはマークボートを1艇身以上離して回るものとした。ゴールラインはスタートラインと同じとした。リコール等は1回転のペナルティとし運営の簡易さと、各艇の簡易性を高めた。連絡は本部からの携帯電話通達とし簡素化した。今回、距離は片道2マイルの往復4マイル、1時間ほどでゴールできるものにし、17時からは表彰式&懇親パーティーを行った。
 スタートはPolar Star(岡野スキッパー)が好位置より一番に出た。AKAHA(嶋野スキッパー)は加速をつけたままボートレースの様な好スタートを切り、フルスピードで追い上げた。晴天、北~北東風10m、波1mでセーリングにはベストコンディションであった。前半はAKAHA(嶋野スキッパー)がトップを独占していた。マーク手前でMAPLE(黒岩スキッパー)がトップとなり、マークを回航した。後半は、AKAHA(嶋野スキッパー)とデッドヒートの上、MAPLE(黒岩スキッパー)がトップでゴールした。MAPLEは船底塗替、ニューセイル装着によりボートスピードは10ノット近かった。
 レース中はヒールで過酷ではあったが、搭乗した多くの者が喜び楽しむことができた様子。初めてヨットに乗った多くのから「こんなにヨットレースが楽しいとは思わなかった」と感想を頂けた。パーティーは華やかに行われ、それぞれ歓喜の興奮に包まれ、次回を約束し散会した。次回は、DNSとなったSERENADE Ⅳ(大野スキッパー)の華麗なセーリングが楽しみである。