2021年12月27日
会員各位
一般社団法人シーボニアヨットクラブ
地域貢献・海洋環境委員会
委員長 野々村 彰
副委員長 小林 隆太郎
委員 若原 裕一
ニュースレター ~SDGs PROJECT~
拝啓
師走の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、11月および12月の~SDGs PROJECT~の活動について以下の通りご報告致します。また、既にご案内の通り11月から来年3月末日までの~SDGs PROJECT~活動は、毎月第3日曜日の8:30に実施予定です。詳細は文末の~SDGs PROJECT~活動ポスターをご参照下さい。一人でも多くの方に、このPROJECTに参加して頂き「持続可能な開発目標」の一員となって頂けることを期待しています。
会員の皆様におかれましては良いお年をお迎え下さい。
敬具
記
【11月の活動状況】
(1)ポスター提示について
一般社団法人シーボニアヨットクラブの地域貢献・海洋環境委員会は、我らのベースであるシーボニア周辺の環境改善を目指して月次でビーチクリーン取り組みを行うこととしてポスターを作成しました。これはマンションやシーボニアを利用する多くの方々からビーチクリーン活動に参加したいとのお話を多数戴いた為、委員会で検討の結果、ポスターを作成して多くの方々にも周知しSDGsの取り組みにご賛同戴ける方々と共に、ビーチクリーン活動を共有しようとするものでした。マンションの掲示板に掲示をお願いしましたが、リビエラリゾートの掲示物も含めてポスター掲示は行わないとの判断がされました。今後とも自分達の利用する海の環境は、他人任せにせず自身で守って行きます。ビーチと言わず艇を係留するバースの海面には油膜、海面近くには多数のビニール袋等が浮遊しており見た人に悪印象を与える状況です。利用する場合は周囲の環境にも目を向けましょう。
(2)一般社団法人シーボニアヨットクラブ主催の初回ビーチクリーン実施
①日時 11月21日 8:30~9:15
②参加者 理事・委員および賛同者 12名
③場所 ビーチ、バース内
④回収量 多量、各人ゴミ袋(45L)を持ちシーグラスやゴミを回収 (内訳:一般ごみ20kg、シーグラス2kg)
⑤ゴミの種類 ビニール、ペットボトル、発泡スチロール片、空き缶、プラ容器、釣具残骸、マスク、吸殻、海面浮遊ゴミ(マリーナ内バース海面)
⑥評価
・SYCの定例ビーチクリーン初回を無事終了しました。参加した方々には遠目では綺麗に見えるビーチも、ゴミ・金属・ガラス等の危険物が多数あることを実感して戴きました。
・ビーチ利用の外来者も早朝より参加して戴きました。
・シーグラスは相変わらず波打ち際含め多数漂着あります。
・先ずはゴミ等の人工物の除去、今後は安全で綺麗なビーチを目指して危険な貝殻や枯れ枝・木片等も対象にしましょう。
【番外編~若原委員より~】
11月28日の10:00から30分ほど、個人的にシーボニアバース内のビニールやプラ容器を回収しました。これはバース内のJYCのヨット艤装エリアの周辺を見た所、クラゲのように見える多数のビニール袋が浮き沈みしていたことから、回収を開始。おおよそ20枚程度のビニール袋やプラ容器等を回収、この時は網が役に立ちました。皆様の艇へ行く道すがら、少し目線を下に向けてバース内の海面を見て頂けば、綺麗な海を取り戻すチャンスが増えます。
【12月の活動状況】
‘(1)リビエラリゾート主催の逗子周辺のビーチクリーンに参加(若原委員より)
①日時 12月5日、13:00~14:00
②参加者 一般 150人程度
③場所 鎌倉海岸
④回収量 意外と少ない。各人ゴミ袋(45L)を持ち可燃ごみや不燃込みを回収。回収量は不明。
⑤ゴミの種類 細かなプラステイック片、ビニール袋、発泡スチロール片、その他(海面浮遊ゴミ・海底沈殿ゴミは対象外)
⑥評価
・ビーチは綺麗で目につくゴミは殆どなく細かなゴミを探して回収
・大勢で行った割には回収量少ない。
・シーグラスは皆無。
・自然ゴミも少ない、シーボニアのビーチがこのくらい綺麗にして行きたい。
・逗子マリーナ近くの材木座付近はゴミ多数、一見して多くのゴミが確認出来る。何故人数を集めて綺麗なビーチエリアを対象としたビーチクリーンとしたのか理解出来ない。
・イベントにはゲストを呼んでいたが、盛り上がりに欠ける。
・もう少し企画力や事前準備・確認が必要と感じた。
(2)一般社団法人シーボニアヨットクラブ主催の第2回ビーチクリーン実施
①日時 11月21日 8:30~9:15
②参加者 理事・委員および賛同者 12名
③場所 ビーチ、バース内
④回収量 多量、各人ゴミ袋(45L)を持ちシーグラスやゴミを回収 (内訳:一般ごみ20kg、不燃ゴミ8kg)
⑤ゴミの種類 ビニール、ペットボトル、発泡スチロール片、空き缶、プラ容器、釣具残骸、マスク、吸殻、海面浮遊ゴミ(マリーナ内バース海面)
⑥評価
・SYCの定例ビーチクリーン2回目を無事終了しました。参加した方々の感想は、「随分ゴミがあるね」でした。波に打ち寄せられてゴミが溜まっています。
・シーグラスは区別せず、ガラス、瀬戸物等とともに不燃物として
回収しました。
・人が来なくともゴミは波に寄せられています。
・マリーナバース内の海面や海中にも多数のビニールやプラ等が漂っています。
【地域貢献・海洋環境委員会より】
コロナ禍ですがSDGsを目指してのビーチクリーン活動にご協力戴き有難うございました。
ヨットクラブというご自身の時間を社会貢献にお使い戴いた事、深謝致します。この活動は世代や組織を超えて日本の海洋環境を維持し、身近ではシーボニアマリーナ周辺の自然環境をより良い状態で次世代へ繋げていこうという取り組みです。2022年も引き続きご協力の程、お願い致します。
世界でも日本でも脱化石燃料へ向けて社会が大きくシフトしています。 今後船舶のエンジンに関しても規制が強まり、社会の目も厳しくなって来ます。マリーンスポーツには自然エネルギー活用の素晴らしい一面があり、今後はヨットクラブも社会性に目を向ける事が大切です。海洋環境維持や次世代育成を皆様と一緒に進めて参りましょう。
皆様、良い新年をお迎えください。
以上